新築より9年です「窯業系サイディングが反っています」が工務店は逃げます!アドバイス=願います

私たちは
国土交通省登録住宅リフォーム事業者団体です。

新築より9年です「窯業系サイディングが反っています」が工務店は逃げます!アドバイス=願います

古畑さま
お世話になっております。
<経緯>
平成26年9月築の建売住宅に住んでいる者です。
外壁材は 16mmのスリムストーンを使用しております。
よろしくお願いいたします。
2022年春に外壁東面がひどく変形しているのに気付き、同年11月に無料で張り替えていただきました。
その後、2023年4月頃から北面にも反りが見られるようになり、さらに西面にも反りを発見しました。
メーカーさんからは通気の問題と書面で解答をいただきました。
住宅販売業者さんからはメーカーがサイデイングの欠陥を認めないと口頭で解答いただきました。
今後、北面は張替えと通気対策をしていただけるのですが、西面までは無料で対応できないと言われています。
金銭的な不安もありますが、「欠陥住宅?住んでて大丈夫?」「張り替えてもまた反ってくるのでは?」等、不安でなりません。

そこで、以下に関しましてアドバイス=を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
1.今後、反りが大きくならないようにするためには、どうすれば良
いのでしょうか? (外壁塗装、通気対策、張替え等)

2.ネオロックの反りについてよくあるものなのでしょうか?
YouTube  「リホーム絆」さん等で見かけます。

3.住宅販売店さんの見解では、この程度の反りでは10年保証の対象になら
ないと説明を受けましたが、正しいのでしょうか?

4. 今後のためにアドバイスお願いします。

外壁通気構法の確認=3か所

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アドバイス=
1.まず反りの原因=工場製造時の硬化不良・ばらつき
施工後の通気量不足による湿気吸収
多分・施工時の通気量不足による湿気吸収では外壁全体に
反りが発生します。
※一般的な反りのメカニズムお付けします。
原因により、部分張替え、全面張替えを行います。

2,よくはないですが、発生しています。
2005年から発生相談が有ります。
Webなどでは結構見ます。

3,JIS規格では2mm以下ですので、
外壁全部計測を行い、2mm以上の反りの板は原則張替えです。
放置しますと、添付写真の東京での現場(ご相談)では、脱落して落下しました。
たまたま 夜中でしたので人的被害は有りませんでしたが、その後大手ハウスメーカー
でしたので、責任を感じて全面張替えを無償で行いました。
当初は、反りを甘く見ていましたが、落下事故で急に張替え工事の対応を行いました。

4,今後反りが激しくなるようでしたら、落下前に張替工事が必要です。
すべての責任は、窯業系サイディングメーカーと新築住宅販売業者(建設業者)ですので、
再度1=メーカー 2=建設業者 3=窯業系サイディングの工事業者
の3社にて現場の外壁全部=1=反り量計測 2=通気空気の流れ
特に通気空気の出口の確認 水分計測・サーモカメラ調査を行い、原因の究明を行って
文書で報告書を出していただきます。期限付きにて。

5,もしこのまま放置して、脱落して物損・人的被害発生時は
どのように責任を取るのか?
文書で提出してもらって下さい。

6,国土交通省の住宅のクレーム相談
住まいるダイアル 0570-016-100
ホームページhttps://www.chord.or.jp/index.html
へ電話相談も行ってアドバイス=を頂くことも良いです。
更に、「かし保険」(構造と防水=10年保証)の加入でしたら、
そこで。弁護士の仲裁も可能ですので、ご相談して下さい。

7,今後反りが激しくなるようでしたら、落下前に張替工事が必要です。
すべての責任は、窯業系サイディングメーカーと
もし放置して、脱落して物損・人的被害発生時は
どのように責任を取るのか?文書で提出してもらって下さい。

8,基本的に、窯業系サイディングは吸水・吸湿(雨水・結露水・湿気)により
最大0.15%の伸縮は起こります。
例えば、表面が雨水を吸い込めば表面が伸びて今回と同じ「凸反り」が
発生しますが、乾燥する事で、元に戻りフラットになります。
その時に何らかの原因で元に戻らなくことが有ります。

・外壁通気構法の正しい施工の確認が必要です。
土台水切りと窯業系サイディング下端部=10~15mmのすき間
通気胴縁厚み=15mm
通気空気の出口=軒天部では「通気見切り」「有効板」「ガラリ」
が有るのか?小屋裏まで通気空気を上げて、棟換気で排出しているのか?
の確認が必要です。
最近のご相談では1=バルコニーの笠木下に通気空気の出口が無い。(写真添付)
2=軒天部で通気空気が止まってします「空気層工法」が急増中です。

宜しくお願い申し上げます。

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窯業系サイディング塗装・張替前には
必ず資格者=窯業サイディングメンテナンス診断士の「外壁・屋根のデジタル精密診断」
が必要です。

<理由=1>
新築時の窯業系サイディングの施工工事には、・・・なんと23種類も不良工事が有ります。
この知識・情報がないと「塗装工事」後に各種の不具合の発生割合が増えます。
不具合が発生しても「塗装工事」のせいではないので、何もしない・・・~こんなことが
多く発生しています。
 要注意です。

<理由=2>
窯業系サイディングは水を通すのです。
塗装&リフォーム前には、外壁・屋根のデジタル精密診断が不可欠です。
更には「戸建住宅劣化診断士」は国土交通省 インスペクションの診断が出来ますので、
2つの技術資格の取得者がお勧めです。

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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸 (Dr、サイディング)
<運営>
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号
(一社)木造住宅塗装リフォーム協会
代表理事 古畑秀幸
〒130-0011 東京都墨田区石原1-1-8-403
TEL03-5637-7870   FAX03-3829-9920

窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
https://www.siding.or.jp
https://www.mokutokyo.jp
業務執行会社
(有)ニューライフ・アカデミー
http://www.newlife-a.com/

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